今回は前回の続きである「違和感に気づく」後編を書いていきます。
違和感を感じることは、正しい答えにたどり着くための第一歩です。
では、どうして違和感が重要なのでしょうか?
まず、答えが正しいかどうかを判断するためには、「おかしいな」と感じる力を身につけることが必要です。
例えば、見た目が鋭角なのに、角度の問題で答えが130度になったとしましょう。
この答えを見て「おかしいな」と感じることは、まずは大切な感覚です。
130度という角度は、鋭角ではありえないからです。
この違和感を無視せず、「なぜだろう?」と考えてみることで、何が間違っていたのかを意識できるようになります。
この違和感を感じるためには、普段から問題を解くときに意識的に次のことを考えてみてください。
・常識的なチェックをする
答えが自分の知識と一致しているかを確認します。
例えば、直角三角形の問題で答えが90度以上になっている場合、計算ミスや解法の選択ミスが考えられます。
なので、実は一般常識は問題を解くのに非常に重要になるのです。
えんぴつ1本や消しゴム1個の代金を求める問題で数千円になることはまずありません。
あるかもしれないじゃないかというかもしれませんが、問題作成者も常識範囲内で作成します。
・答えが問題文に適しているかを確認する
自分が計算した答えが問題文や条件に合っているかを再確認します。
特に単位や数値に矛盾がないかを見直すことで、おかしな答えに気づきやすくなります。
この再確認するクセがないと違和感を感じられません。
解いて終わりではなく、矛盾がないか確認するところまでひとまとまりにできれば、違和感に気づくクセはつきやすくなります。
・感覚的におかしいと思うことを大切にする
感覚的な「違和感」を無視せず、その感覚をしっかりと自分の頭で検証することが重要です。
たとえ計算が合っていても、常識的に考えておかしい答えが出た場合、それは再考すべきサインです。
この感覚を育てていくことが大事です。
また、答えに違和感を感じたとき、重要なのは「なぜそう感じるのか」を考えることです。
感覚だけで終わらず、論理的に「どこで間違ったのか?」を明確にできるようにしましょう。
計算を一つずつ見直し、どのステップで誤りがあったのかを考える力がつけば、再発防止にもつながります。
さらに、違和感を感じる力を高めるためには、普段から問題を解く際に「直感を信じすぎず、論理的に考える」クセをつけることも重要です。
普段の勉強から、そのような意識を持つことで、少しの違和感にもすぐ気づけるようになります。
問題を解いた後に「違和感を感じること」ができるようになれば、あなたの解答精度は飛躍的に向上します。
最初はその違和感をうまく言葉にできなかったり、なぜそう感じたのか分からなかったりするかもしれませんが、継続的に意識していくうちに、その感覚が確実に力になります。
次回、少しでもおかしいと思ったら、その違和感を大切にしてみてください。その一歩が、あなたの成績を大きく伸ばす鍵になるでしょう。
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