私は電車の中でよく本を読みます。
きっかけは大学生の時です。
とにかく大学までが遠かった。
電車で通ってたのですが、家から大学の校舎まで2時間強かかってました。
電車だけでもトータル1時間以上は軽く乗っていたと思います。
当時はスマホなどなく、とにかく電車の中がひまでした。
ので、通学中に読みだしたのが始まりでした。(ような気がします。)
本を読むとその物語の情景を想像します。
主人公はどんな容姿で、どんな町並みでとか。
出てくるものすべて自分の想像で話が進んでいきます。
推理小説ではトリックをなんとか見破ろうと思うのですが、いつも見事に騙されます(笑)。
授業をしてて文章題が苦手な子とか、あとは理科が苦手な子もちょっとした傾向があります。
文章の想像がなかなかできない。
図で書いて整理するのが苦手。
理科で化学反応や質量保存の法則の指導では理解できれば「そりゃそうだ!」と当たり前の話ばかりです。
でも、中学で習う理科だからという先入観が想像力を鈍らせるんですね。
水を分解すると、酸素と水素が出てきます。
二酸化炭素は出てきません。
これは水に(C)がないので、二酸化炭素(CO2)が出てくることはあり得ないのですが、
選択問題で二酸化炭素を選んだりします。
銅4gが酸化して酸化銅5gになりました。
酸素は何g反応しましたか?
銅 + 酸素 → 酸化銅
なのですから 銅4gに酸素1gついて酸化銅5gになったのです。
しかも、その銅4gにひっつく酸素の最大の量は決まっています。
銅4gに酸素が100gも500gも1000gも何なら無限にひっつくことはありません。
500gのお皿に200gのお肉をのせたら何gになるでしょうみたいな問題です。
で、そのお皿にのせられるお肉の量も限界がありますみたいな話です。
でも、酸化銅とか理科用語が出てくるとピンとこないんですね。
丸々暗記って考えてしまうと、なかなか想像ができません。
想像できるとちょっと問題を変えられても原理は一緒なのでうまく対応できます。
数学でも代金の文章問題で普段の買い物に例えるとできるけど、文章題になると方程式を作れなくなります。
品物の一つの値段×個数=合計代金の式が立てられない。
図でまず書いてみようとしても、何をどう書いたらいいのかわからないってなります。
完全に手が止まってしまいます。
みんな本を読もう(笑)。
想像力はすごく役立ちます。
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室長