私は長年いろんな生徒の指導をしていますが、
本当に一人ひとり苦手の原因が違います。
先日中1生の方程式の文章題を指導しました。
最近入塾した生徒なので本格的に文章題を指導するのは今回が初めてでした。
小学校から算数は苦手で、今回文章題するとなったら、
「算数で文章題が一番苦手やぁ」と始まる前からめちゃくちゃネガティブでした。
問
1本120円の麦茶と1本150円のコーラを合わせて7本買ったときに代金は900円だった。麦茶とコーラそれぞれ何本買ったか?
この問題を私が読み終わると、
「150円のコーラってめちゃ高くない?」
「オレ麦茶嫌いやねん」
「7本ってどうやって持って帰るの?」
など、とにかく問題のいちゃもんだらけだったんですね。(苦笑)
当然、そんなことばかり考えているから、式はたてられないし、何を求めたらいいかすらわかっていませんでした。
でも、私がとにかく問題に集中させると、理解して式をたてるようになったんです。
計算ミスもなく、正解し、
「オレ文章題好きになったかも」と。
次の問
えんぴつを何人かの子どもに分けるのに、1人3本ずつ分けると18本余り、1人に5本ずつ分けると6本足りない。
子どもの人数とえんぴつの本数は?
この時も、
「オレえんぴつ使わへんし」
「じゃあ4本ずつ分けたらいいやん」など。
一つの問題から感想やイメージをがんがん言いまくります。(苦笑)
ここで私が、
「そういう別のことを考えてまうから式が作られへんのちゃう。
だから、とにかく問題にだけ集中しよう」と伝えます。
そうすると、正解するんです。
問題が解けないのが、問題から考えがどんどん逸れていってしまうことが原因の一つだったんですね。
別のことばかり考えてしまい、本質がわからなくなる状態です。
そんなパターンもあるのかと改めて私も学びました。
今回の指導で本人はそのことを理解したので、
「文章題じっくり考えたらできるやん」と嬉しそうに言ってました。
まさに個別指導塾だから気づけた部分です。
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室長