ちびまる子ちゃんを見て「ピ~ヒャラ、ピ~ヒャラの子や」という息子がいる今日この頃です。
数学が苦手な子はいつから塾に通った方がいいですかという質問を受けることがあります。
答えは、「できるだけ早い方がいい」です。
数学は積み重ねの科目と言われていますので、一度躓いてしまうとそこからどんどんわからなくなってしまいます。
中学や高校になっても分数の計算は出ます。
高校になってもグラフや√が出ますので、中学で躓いてしまうと高校になっても苦労します。
今回お伝えしたいのは早く始めた方がいい理由が積み重ねの科目だから以外にも、
私が指導する中で考えるものがあります。
それは、「癖がついてしまう」ということです。
特に気になるのはノートの使い方の癖です。
計算ミスをなくすためには途中式を書くのが有効的なのですが、
今まで途中式を書かずに暗算で進めていた子はなかなか途中式が書けません。
一行の中に分数や約分の後の数字を書いて、結局何を書いているかわからなくなって間違える子がいます。
分数は2行使って分母と分子を書いた方がわかりやすいと伝えても、初めは書けるのですが、しばらくするともとに戻ってしまいます。
以前の書き方に慣れてしまっているんですね。
途中式を書く指導を行っても身に付くのにとても時間がかかります。
この時間のかかり具合は中1より中2、中2より中3と、学年が上がるごとに長くなってきます。
癖でなかなか自分の形から抜け出せないんですよね。
図形の問題では、問題に書かれている情報を図形に書き写すなどもなかなかせずにいきなり問題を解いたりします。
書き写すという癖がついていない状態です。
個別指導であれば、そのような細かい状態も見つけることができて、改善に持っていくことができます。
生徒は今まで当たり前にやっていたことより、もっといい方法があるんだと手ごたえを感じてくれます。
ちょっとしたことの癖を改善するだけで、結果がかわることはたくさんあります。
私は学生時代サッカーをしていたのですが、ボールが高く飛ばずに悩んでいました。
ボールより後ろに軸足を置いて蹴れば高く上がると教えられてできるようになりました。
(ボールより前に軸足を踏み込む癖がありました)
ぜひ、癖が頑固なものになる前に改善することをお勧めいたします。
出来島駅近くの個別指導塾
T’sLabおおわだ研究所
室長