たまに息子が何もない天井とかを指差して「あー!」と叫ぶので、私には見えない何かが見えているんではないかと不安になる今日この頃です。
今、中学2年生の数学は1次関数というグラフを学んでいます。
ある生徒はグラフがとても苦手だと言います。
確かに演習をしてもらうと何問か間違えます。
本人は「やっぱり間違えてた。だから、グラフは嫌やねん」すごく投げやりになってしまっているのですが、
よく見ると…
こんな問題でした。
「切片が4で、点(2,-2)を通る直線の式を求めなさい」
この生徒は、次のように解きました。
(途中式)
y=ax+4
-2=2a+4
-2-4=2a
-6=2a
-1/3=a
答え y=-1/3x+4
ちなみに答えはy=3x+4なので、間違いではあるのですが。
ポイントは間違え方で、途中式を見ると、
切片がbであることを理解している
ちゃんとxとyに値を代入できている
そして、最後の逆数をかけ間違えている
つまり、1次関数(グラフ)が理解できていなかったからではなく、方程式の解き方で間違えているのです。
今回は方程式では文字(a)が右辺にあるまま進めていったことで、最後の逆数の掛け算を間違えたことがわかりました。(途中式も大事です)
ほかの問題を見てもこのような間違いでした。
この生徒には「グラフが苦手で間違えている問題はないよ。だってここはちゃんとできてるやん。」と伝えました。
本人も間違え方を確認するとそういうことかとほっとした表情を見せてくれました。
誰でも得意苦手はあると思います。
でも、もしかしたら中には苦手だと思い込んでいるだけで、挑戦したら克服できるかもしれません。
個別指導T's Labつかもと研究所
室長