掃除機のスイッチを入れた瞬間におびえた顔をする息子がいる今日この頃です。
「この問題は簡単やで!」
講師が生徒に指導するときによく聞くフレーズです。
講師がこのセリフを言う理由としては、恐らく本当に簡単な問題だからとか、
簡単やから大丈夫やでという生徒に安心感を与えるためなどがあると思います。
実はこのセリフは非常に危険な面もあります。
そもそも簡単と思っているのはあくまで講師だけで生徒が簡単に感じているのかどうかは全く分かりません。
しかもこのような場合講師は簡単と思っているので説明がとてもあっさりになりがちです。
その説明でもしわからなかった場合、生徒はどうなるのか。
まず、生徒は質問ができなくなります。
簡単と言われているから質問すると「なんでわからないの」みたいに見下されてしまうのではという不安が生まれます。
生徒によっては簡単なのにわからないと質問したら講師に悪いという気持ちも出てくることもあります。(意外と多い)
そして、苦手意識が強くなり自信がなくなります。
簡単と言われる問題が解けないとなるとやっぱり自信はなくなってしまいますよね。
室長や講師は自分がどう思っているのかではなく、生徒がどう思っているのか、どう感じているのかを感じ取らなければなりません。
そして、自分が発した一言が相手にどのような影響を与えるかも考えてないといけません。
友だち関係ではなく、講師と生徒という関係ですので講師は一言一言に責任を持つ必要があります。
子どもたちはとても素直です。
大人の何気ない一言でめちゃくちゃやる気を出すこともありますし、一気にやる気をなくすこともあります。
T'sLabつかもと研究所では定期的に行っている講師ミーティングを行っています。
そこでは、教務面はもちろん、生徒とどのように接したりどういう声掛けをすれば
やる気がでるのかというようなコーチング的な面の研修も行っています。
これからも生徒が前向きに勉強に取り組めるようにあらゆる面で質の高いサポートを続けていきます。
個別指導T's Labつかもと研究所
室長