数学が苦手な生徒がよく口にする言葉。それは、
「数学やってても将来役に立たへんやん。関数って将来使うことある?」
これは本当によく聞きますね。
計算ぐらいなら買い物するときなど普段の生活で使うことはありますが、グラフって日常生活で使う?角度求めて将来役立つの?という疑問。
この疑問に対して私なりの考えを本日は書きたいと思います。
数学の勉強は必要です。
でも、ただ単に公式を覚えてそれにあてはめて答えを出していくことが将来に役に立つとは思っていません。
数学を学ぶことで何の力がつくのか。
それは問題を解決する力を鍛えられると私は思っています。
自分が学んだ公式や知識を使ってどこに補助線を引けばいいのか、どのように見方を変えればいいのか、
何をxにおいてどのように式を立てられれば答えにたどり着くのか。
これらを自分の頭で考え悩みあーでもないこーでもないと試行錯誤することが問題を解決するトレーニングとなり将来に役立つのではないかと思っています。
これから子どもたちは大人になっていくと同時にたくさんの問題や壁にぶつかります。
この壁は最終的には自分で乗り越えていかないといけません。
家族や友達に助けられるかもしれませんが、それはあくまで助言であり、最終的には自分で決断し人生を歩んでいくものです。
でも、人生においての問題や壁も数学と似ているところがあります。
それは一つの方向から見ていたら答えが出なかったのものが視点を変えると解決のヒントが見えたりするのです。
社会に出てよくあることは自分目線で考えるとうまくいかず、相手目線で考えると見え方が変わってくるなど。
自分の今まで過ごしてきた経験や知識、価値観などがさらにたくさんの視点を作ってくれることでしょう。
もちろん、自分に自信を持ってもらいためにテストの点数を取ることはとても大事です。
それだけではなく、将来自分に降りかかる困難を乗り越えるための問題解決能力を身に着けることも数学では可能だと思っています。
多角的に物事を見る力をつけていける科目が数学です。
だから数学の勉強は必要です!
個別指導T's Labつかもと研究所
室長